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第17期生卒部式

山王は、日本一をめざしてやってきています。今年の6年は、山王が復活して勝負の年でした。保護者の思い、子どもの思いを考えると本当に残念でなりませんでした。

試合がなくなるなんて再結成してからも、予想もしていなかったし、こんなことって特別なことだと思います。

でも、よくよく考えると、こういう特別なことって生きているなかで何回もありませんが、稀にはあります。
こうしたい、こうなりたい、と思っても目標に向かってやってきたことが、向かうことすらできないときって。

例えば、怪我して試合に出られない。大きな地震で試合がなくなる。熱が出てしましって大事な試合に出られない。とか。
運が悪いとしか言いようがないようなことが、世の中にはたくさんあると思います。


こんなときだからこそ、考えようで、だったら何ができる?1人でできること、チームでできること、って考えることが大切なんじゃないかと。
6年は、最後まで、個人で、チームで何ができるかを考えてきました
山王バレーで大切にしていることは、たとえコロナで試合がなくなっても変わりません。

昔、山王の11期生が卒部のときに、言ったことが今でも忘れられない。
「僕たちは、長い山王の歴史のなかで近畿大会にいけませんでした。伝統をとめてしまいました。でも、この仲間とバレーができたことが嬉しかったです。」と泣きながら話しました。

そこで私は子どもたちに話しました。「実は、その前年度、日本一をとった10期生が最後に言った言葉は、僕たちは、日本一をとりましたが、それよりも嬉しかったのは、この仲間とバレーをしたことです。」と

子どもたちに学ばせたいことは、人のためにがんばれる人になろう。あきらめない人になろう。その原動力は、人との絆にある。
それと最後に、変化に対応し、しっかりと考える人になってほしいということ。
目標は、その時、その時でそれぞれ違います。ですが、人として大切なことを身につけて、たくましく生きてほしいことは、いつの時代の子にも願っていることです。

 

17期生のキャプテンも6年生がこの仲間と過ごした思い出が最高だったと胸を張って述べていました。ありがとう17期生。

 

保護者の皆様、ありがとうございました。

 

素晴らしい復活を遂げました!伝統はつながりました。